室町時代前から続く吉野の林業。 一本の苗を植え、100年200年かけて育ったひのきから わたしたちは毎日まな板をつくっています。 そんなひのきに比べれば、わたしたちはまだまだ新参者。 木のことを知り尽くしているわけではないし、 職人としても大ベテランというわけではありません。
だけど、だからこそ、 お客さまの疑問に同じ気持ちで向き合える、 新しい方法にチャレンジすることで、 お客さまのご要望により近づくことができる、 そして何より、 木の良さ、おもしろさ、難しさに一喜一憂できることで、 お客さまとともに歩んでいる、そんな気がします。
木をもっと好きになってもらいたい、好きでいたい。 とんとんと刻む音が、心満ちる響きであってほしい。 だからわたしたちは、 いつまでも新参者の気持ちでまな板を作り続けます。
建築材のあまりや端材を使用するのではなく、まな板向けの木を仕入れています。木の形状、木目、まな板に向いているヒノキオイルの多いものを選んでいます。また、出来る限りの乾燥を行うため、切り旬に切られた木を中心に仕入れています。
オーダーメイドでサイズを仕上げるのはこだわっている部分です。建築材を長年作ってきた技術が生かされています。現在では作成が困難なお寿司屋さんサイズの大型まな板も多数作成しています。もちろんご家庭のキッチンに合うサイズも同様の品質の木で作ります。
まな板専任の担当者がお客様のお問合わせ対応からオーダー品の制作、販売後の削り直しや修復まで一貫して対応いたします。無垢材の製品は「なまもの」ですので常に変化が一定でなく、担当者も日々勉強です。
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